カメラ用語解説:パッシブ方式とは?

カメラを知りたい
先生、「パッシブ方式」ってどういう意味ですか?カメラのオートフォーカスで使う用語らしいんですけど、よく分からなくて。

カメラ研究家
いい質問だね!「パッシブ方式」は、カメラが自分から光を出すのではなく、被写体から反射してくる光を使ってピントを合わせる方式のことだよ。 例えば、晴れた日に写真を撮ると、太陽の光が被写体に当たって反射してくるよね?カメラはその反射光を使ってピントを合わせているんだ。これが「パッシブ方式」だよ。

カメラを知りたい
なるほど!つまり、周りの光を利用してピントを合わせているんですね。それで、逆にカメラが自分から光を出す方式もあるんですか?

カメラ研究家
その通り!よく気づいたね。カメラが自分から光を出す方式を「アクティブ方式」って言うんだ。暗い場所でもピントを合わせやすいのがメリットだけど、パッシブ方式に比べると電池を多く使ってしまうという欠点もあるんだよ。
パッシブ方式とは。
カメラ用語の「パッシブ方式」とは、オートフォーカス(AF)でピントを合わせる際に、被写体から反射する光を利用して距離を測る方法です。一眼レフカメラのAFは、このパッシブ方式の中でも「位相差検出方式」を採用しています。コンパクトカメラには、パッシブ方式に加えて「アクティブ方式」も使われています。また、デジタルカメラで「撮像面AF」を行う場合は、必然的にパッシブ方式となり、「コントラスト検出方式」が用いられます。
パッシブAFの基本原理

パッシブAFは、被写体から届く光の情報だけを利用してピント合わせを行う方式です。 具体的には、レンズを通ってカメラ内部に届いた光を2つのセンサーで捉え、その光のズレ量から被写体までの距離を測っています。この仕組みは、人間の目が距離を認識する仕組みに似ています。遠くのものを見るときは目はリラックスし、近くのものをみるときは眼球の筋肉を使って水晶体の厚さを調節してピントを合わせていますよね。パッシブAFも、この人間の目の仕組みを応用しているのです。
位相差検出方式とコントラスト検出方式の違い

デジタルカメラやスマートフォンのカメラで採用されているオートフォーカスには、大きく分けて「位相差検出方式」と「コントラスト検出方式」の二つがあります。どちらも被写体にピントを合わせるための技術ですが、その仕組みや特徴は大きく異なります。
「位相差検出方式」は、レンズから入ってくる光を2つに分け、それぞれの光が到達する時間差を計測することで、ピントのずれを検出する方式です。この方式は高速なピント合わせが可能である点がメリットとして挙げられます。一眼レフカメラやミラーレスカメラ、一部のスマートフォンなどに採用されています。
一方、「コントラスト検出方式」は、ピント位置を少しずつずらしながら、最もコントラストの高い位置を探す方式です。位相差検出方式と比べるとピント合わせに時間がかかりますが、構造がシンプルであるため、小型化・低コスト化に適しています。コンパクトデジタルカメラやスマートフォンの多くに採用されています。
どちらの方式にもメリット・デメリットがあり、どちらが優れているとは一概には言えません。それぞれの方式の特徴を理解した上で、撮影シーンや目的に合ったカメラを選ぶようにしましょう。
一眼レフカメラとパッシブAF

一眼レフカメラで長年主流となっていたAF方式が、このパッシブ方式です。 レンズを通して入ってきた光を、像を結ぶセンサーとは別に設置されたAFセンサーへも届け、そこで位相差を検出することでピント合わせを行います。 パッシブ方式のメリットは、AFセンサーの種類によっては動体追従性能に優れている点にあります。 スポーツ写真や鉄道写真など、動く被写体を捉え続ける撮影シーンで力を発揮します。 一方で、AFセンサーが像面位相差センサーに比べて像を捉える力が弱いため、暗いシーンでのピント合わせは苦手として知られています。
コンパクトカメラにおけるアクティブAFとの比較

コンパクトカメラで採用されるオートフォーカスには、大きく分けて「パッシブ方式」と「アクティブ方式」の二つがあります。
パッシブ方式は、レンズを通して入ってきた光の情報のみを用いてピントを合わせる方式です。一眼レフカメラで主流の位相差AFも、このパッシブ方式に分類されます。コンパクトカメラのパッシブ方式としては、コントラストAFが主流です。
一方、アクティブ方式は、カメラ側から赤外線などを照射し、その反射光をもとに距離を測ってピントを合わせる方式です。
一般的に、パッシブ方式の方がアクティブ方式よりもピント合わせに時間がかかるとされています。しかし、パッシブ方式は、アクティブ方式では苦手とする暗いシーンや、被写体との距離が離れている場合でもピントを合わせやすいというメリットがあります。
コンパクトカメラを選ぶ際には、それぞれの方式の長所と短所を理解した上で、自分の撮影スタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
デジタルカメラの撮像面AFとパッシブ方式

デジタルカメラのオートフォーカス(AF)機能には、様々な方式が存在します。その中でも、近年主流となっているのが「撮像面AF」です。そして、この撮像面AFを実現する技術の一つに「パッシブ方式」があります。
パッシブ方式は、被写体からの光をレンズを通してセンサーで受光し、その光の情報を基にピント合わせを行う方式です。具体的には、センサー上で位相差検出方式を用いることで、高速かつ正確なピント合わせを実現しています。
位相差検出方式とは、レンズを通ってセンサーに届く光のわずかなズレ(位相差)を検出することで、被写体までの距離を測る技術です。この技術により、パッシブ方式は、動きの速い被写体にもしっかりと追従できるAF性能を誇ります。
パッシブ方式は、一眼レフカメラで主流であった位相差AFセンサーを別途搭載する必要がなく、カメラ本体をコンパクトにできるというメリットもあります。そのため、近年ではミラーレス一眼カメラを中心に、多くのデジタルカメラで採用されています。