一眼レフの秘密兵器!ペンタプリズムとは?

カメラを知りたい
先生、「ペンタプリズム」ってカメラの中でどんな働きをしているんですか?

カメラ研究家
いい質問だね!ペンタプリズムは、レンズを通ってきた光を反射させて、ファインダーから覗いた時に正立正像に見えるようにしてくれるんだ。

カメラを知りたい
反射させて、って、どういうことですか?

カメラ研究家
レンズを通った光は上下左右反転した状態でカメラ内部に入ってくるんだけど、ペンタプリズムの中で何回か反射することで、上下左右を正しく直してくれるんだよ。だからファインダーを覗くと、肉眼で見たままの世界が見えるんだね!
ペンタプリズムとは。
「ペンタプリズム」は、カメラや写真で使われる用語で、「ペンタゴナル・ダハ・プリズム」を省略したものです。五角形の断面を持つプリズムで、内部で光が3回全反射するため、プリズムの後方から出てくる像は上下左右が正しい向きになります。35mm一眼レフカメラのファインダーによく用いられています。
一眼レフカメラとペンタプリズムの関係

一眼レフカメラの最大の特徴といえば、ファインダーを通して被写体をそのままの光景で見ることができる点ですよね。しかし、レンズを通ってカメラ内部に入った光は、そのままでは上下左右が反転した像を結んでしまいます。そこで活躍するのがペンタプリズムです。
ペンタプリズムは、カメラ内部でレンズを通った光の通り道に設置された、五角形をしたガラスの塊です。このプリズムが、光を巧みに反射させることで、上下左右反転した像を正立正像に戻し、ファインダーへと導きます。
つまり、私たちが一眼レフカメラのファインダー越しに見る明るい視界は、ペンタプリズムの高度な光制御によって実現されているのです。
ペンタプリズムの仕組み:光を操る魔法の箱

一眼レフカメラのファインダーを覗くと、レンズを通ったそのままの景色が、上下左右正しく見えますよね。でも、一体どうやってカメラは上下左右反転したレンズからの光を、私たちが見慣れた通りの向きに直しているのでしょうか? その秘密は、カメラの中に隠された「ペンタプリズム」という部品にあります。
ペンタプリズムは、その名の通り、五角形をしたプリズムです。プリズムといえば、理科の実験で光を虹色に分けるために使ったものを思い出すかもしれません。 ペンタプリズムも、光を屈折させることで、レンズから入ってきた光の通り道を90度ずつ、二度曲げています。
一度目の屈折で上下を反転させ、二度目の屈折で左右を反転させることで、ファインダーに届く頃には、光は上下左右が正しい向きに補正されているのです。 ペンタプリズムは、まるで魔法の箱のように、光を巧みに操り、私たちが写真の構図を正確に捉えられるように一役買っているのです。
上下左右正像の秘密:3回の全反射

一眼レフカメラのファインダーをのぞくと、被写体が上下左右正しく見えますよね。これは、光を巧みに屈折させるペンタプリズムが、3回の全反射によって像を180度反転させているおかげなんです。プリズム内部で光が反射を繰り返すことで、上下左右逆さまだった像が、私たちが見慣れた通りの向きに補正されて見えるのです。
ペンタプリズムのメリット・デメリット

一眼レフカメラのファインダーをのぞくと、明るくクリアな視界が広がっていますよね。これは、ペンタプリズムという五角形のガラスの塊が、レンズから入ってきた光を巧みに反射させているおかげなんです。
しかし、このペンタプリズム、メリットだけではありません。複雑な構造であるがゆえに、製造コストがかかり、カメラ本体が重くなってしまうというデメリットも抱えています。近年では、ペンタプリズムに代わって、より軽量で安価なペンタミラーを採用したカメラも増えています。
ペンタプリズムが使われている他の製品

一眼レフカメラのファインダー部分に使われているペンタプリズムですが、その仕組みや優れた点はカメラだけにとどまりません。実は、測量機器や航空機、潜水艦など、様々な分野でその技術が応用されています。
例えば、測量機器では、正確な角度を測定するためにペンタプリズムが利用されています。また、航空機や潜水艦では、限られた視界を確保するために、ペリスコープと呼ばれる装置にペンタプリズムが組み込まれています。これらの製品は、ペンタプリズムの持つ「光路を90度曲げる」という特性を活かすことで、より精密で安全な操作を実現しています。