写真の「かぶる」を解説!構図の邪魔者を消すコツ

カメラを知りたい
先生、「かぶる」って写真用語でどういう意味ですか?

カメラ研究家
いい質問だね!「かぶる」は、写真で撮りたいものに、関係ないものが重なって写ってしまうことを言うんだよ。

カメラを知りたい
関係ないものが重なる? 例えばどんな時ですか?

カメラ研究家
例えば、人物を撮りたいのに、電柱が顔の前にあって一緒に写ってしまうような場合だね。こうなると、電柱が「かぶって」いるって言うんだ。
かぶるとは。
写真用語「かぶる」ってどういう意味?

写真好きが集まると、よく「あそこが被ってるのが気になる」「被らないように撮ればよかった」なんて会話が聞こえてきませんか?
この「かぶる」は、写真の構図を決める上でとても重要な意味を持つ言葉です。被写体に対して、関係のないものが重なって写ってしまうことを指します。
例えば、人物を撮った時に、後ろの木の枝が頭から生えているように見えたり、電柱が顔に重なったりする状況を想像してみてください。せっかくの素敵な写真も、これでは台無しですよね。
この「かぶる」を意識するだけで、写真の印象は大きく変わります。これから「かぶる」を解説していくので、ぜひマスターして、ワンランク上の写真表現を目指しましょう!
「かぶる」が写真に与える影響

写真において「かぶる」とは、被写体の一部分または全体が、別の物体によって隠れてしまう状態を指します。被写体が一部隠れる場合はもちろん、場合によっては背景と一体化して見えなくなることもあります。
「かぶる」は、写真の印象を大きく左右する要素の一つです。場合によっては、被写体を際立たせる効果的なテクニックとして活用できます。例えば、手前にぼかした花を配置して奥の人物を撮影する場合、花が人物に少し「かぶる」ことで奥行き感を演出できます。また、「かぶる」ことで見る人の想像力を掻き立て、ストーリー性を感じさせる写真に仕上げることも可能です。
一方で、「かぶる」ことによって写真が散漫な印象になってしまうケースも少なくありません。特に、主題となる被写体が背景と「かぶる」場合は、写真を見た人がどこに注目すれば良いのか分からなくなってしまいます。また、不要な電線や看板が被写体に「かぶる」ことで、生活感が出てしまい、写真の世界観を損なってしまう可能性もあります。
このように、「かぶる」は使い方次第で写真にプラスにもマイナスにも作用します。構図を考える上では、「かぶる」ことで何がどのように変化するのかを意識することが大切です。
「かぶる」を避ける撮影のテクニック

被写体が重なって写ってしまう「かぶり」。せっかくの素敵な写真も、構図に関係のないものが写り込んでしまっては台無しです。ここでは、写真撮影における「かぶり」を避けるためのテクニックをご紹介します。
まず、撮影前に一度立ち止まり、被写体と背景をよく観察しましょう。電柱や看板、電線など、写真に写り込んでしまう可能性のあるものがないかを確認することが大切です。
構図を決める際には、少し角度や高さ、位置を変えてみると、かぶりが解消されることがあります。被写体を中心に、上下左右にカメラを動かしてみましょう。
どうしてもかぶりが避けられない場合は、絞りを開放気味にして撮影してみましょう。背景をぼかすことで、かぶっている部分を目立ちにくくすることができます。
これらのテクニックを駆使して、「かぶり」のない、より魅力的な写真を撮ってください。
「かぶり」を活かした写真表現

写真において「かぶる」を制する者は構図を制する、と言っても過言ではありません。被写体の前に別のものが重なることで、奥行きや立体感を表現したり、画面を引き締めたりと、写真の表現は大きく広がります。
例えば、桜を撮るときに、あえて手前に別の枝をぼかして重ねることで、奥行きが生まれ、幻想的な雰囲気を演出できます。また、建物を撮影する際に、電線や電柱が写り込んでしまうケースも少なくありません。しかし、敢えて電柱を画面の端に配置し、建物の一部と重ねることで、都会的な印象を与えることも可能です。
このように、「かぶり」は決して悪いものではなく、使いこなすことで写真表現を豊かにするテクニックと言えるでしょう。被写体だけでなく、その周囲にも目を向け、「かぶり」を活かした作品作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ:構図を意識してワンランク上の写真へ

写真の「かぶる」は、構図を考える上で非常に重要な要素です。被写体以外のものが写り込んでしまうことで、写真全体のバランスが崩れ、伝えたいものがぼやけてしまうことがあります。本記事で紹介したポイントを踏まえ、撮影時に「かぶる」を意識することで、よりクリアで印象的な写真を撮ることが可能になります。構図に自信がない初心者の方はもちろん、ワンランク上の写真表現を目指す方も、ぜひ今回の内容を参考に撮影に臨んでみてください。