写真撮影の白とびを防ぐ!『高輝度側・階調優先』機能とは

カメラを知りたい
先生、「高輝度側・階調優先」ってなんですか? ダイナミックレンジが狭いと、白飛びしやすいって書いてあるけど、よくわかりません。

カメラ研究家
いい質問だね! まず、ダイナミックレンジはカメラで表現できる明るさの幅のことだ。狭いと、明るい部分と暗い部分の差が大きい被写体を撮影すると、明るい部分が白飛びしたり、暗い部分が黒つぶれしたりしてしまうんだ。

カメラを知りたい
なるほど。それで、白飛びを防ぐために「高輝度側・階調優先」があるんですね?

カメラ研究家
その通り! 「高輝度側・階調優先」は、明るい部分の階調を優先的に表現してくれる機能なんだ。だから、白飛びを抑えて、より自然な写真に仕上がるんだ。
高輝度側とは。
写真の世界では、「高輝度側」は、明るい被写体が白飛びしたり、本来の滑らかな色の変化が失われてしまう現象を指します。これは、デジタルカメラの弱点とされてきた、明暗差を表現できる範囲(ダイナミックレンジ)の狭さが原因です。一度失われた色の情報は、画像編集ソフトを使っても復元は難しいとされています。
この問題を解決するために、キヤノンが開発したのが「高輝度側・階調優先」機能です。2007年5月発売のEOS-1D Mark IIIに初搭載されました。この機能は、ISO感度200から3200の範囲で、適正な明るさ(18%グレー)から白飛びする限界までの範囲を約一段分広げます。これにより、グレーからハイライトまでの色の変化がより豊かになり、白飛びを抑える効果があります。太陽光の下で白いものを撮影したり、逆光で撮影する際に特に役立つ機能です。
写真における『白とび』現象
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晴天時の風景写真や、逆光でのポートレートなど、明暗差の大きいシーンで写真を撮ると、明るい部分が真っ白に飛んでしまい、 detail が失われてしまうことがあります。これが、写真における『白とび』と呼ばれる現象です。白とびしてしまうと、本来の輝きや色情報が失われ、写真全体の印象が平坦になってしまうことがあります。
ダイナミックレンジと白とびの関係

風景写真では、空の明るさと地上の明るさの差が激しく、明るい部分が白く飛んでしまう「白とび」が起きやすいです。これは、カメラの持つ「ダイナミックレンジ」が関係しています。ダイナミックレンジとは、カメラが表現できる明るさの範囲のこと。この範囲を超えた明るさは、白飛びや黒つぶれとして記録されます。
人間の目は、カメラよりも広いダイナミックレンジを持っているため、白飛びしないように感じていても、写真に撮ると白飛びしてしまう、ということが起こるのです。
キヤノンの革新:高輝度側・階調優先の登場

一眼レフカメラで有名なキヤノンが、従来の常識を覆す革新的な機能を世に送り出しました。それが『高輝度側・階調優先』機能です。この機能は、写真の仕上がりに大きく影響する『白とび』を抑え、より自然で美しい写真を実現する技術として注目を集めています。
高輝度側・階調優先の仕組み

高輝度側・階調優先は、写真の明るい部分の白飛びを抑え、滑らかに表現するための機能です。通常の撮影では、カメラは適正な明るさで撮影しようとしますが、強い光源や反射光があると、その部分が白く飛んでしまい、ディテールが失われてしまうことがあります。
高輝度側・階調優先機能は、明るい部分の露出を抑えつつ、暗部の明るさは維持することで、白飛びを抑え、より多くの階調を表現します。これにより、空の雲のディテールや、光沢のある素材の質感をより豊かに表現することができます。
どんな時に効果的なのか?

「高輝度側・階調優先」機能は、明るい部分が白く飛んでしまう『白とび』を抑え、写真の明暗差を調整してくれる機能です。
風景写真では、空や雲の白とびを抑え、青空のグラデーションや雲の立体感を表現できるようになります。人物写真では、逆光時に顔にできる影を明るくすることで、表情をはっきり写し出すことができます。
特に効果を発揮するのは、明暗差が大きいシーンです。例えば、日差しの強い日の屋外や、室内と屋外を同時に撮影する場合などが挙げられます。夜景撮影など、光量が不足しがちなシーンでも効果を発揮します。