写真用語「ケラレ」を徹底解説!原因と対策を知って完璧な一枚を

カメラを知りたい
先生、ケラレってどういう意味ですか?いろんな場面で使われているみたいで、よくわからないんです。

カメラ研究家
そうだね。「ケラレ」は、写真の一部が暗くなったり、影になったり、何かが写り込んだりすることを言うんだ。つまり、本来写るはずのものが、何らかの原因で遮られてしまう現象を指すんだよ。

カメラを知りたい
なるほど!でも、なんでいろんな原因で起こるのに、全部「ケラレ」って言うんですか?

カメラ研究家
それは、結果的に「写真の一部が意図した通りに写っていない」という状態が共通しているからなんだ。ストロボの光が遮られようと、フードが写り込もうと、ミラーが短かろうと、最終的には写真の一部が暗くなってしまう。だから、原因は違っても「ケラレ」とまとめられるんだよ。
ケラレとは。
カメラや写真の世界で使われる「ケラレ」という言葉は、いくつかの意味で使われます。最も一般的なのは、広角レンズで内蔵ストロボなどを近距離で使う際に、レンズの鏡筒がストロボの光を遮ってしまい、写真の周辺部分が暗くなってしまう現象のことです。また、花形フードを誤った向きに取り付けてしまい、そのフードが写真に写り込んでしまう場合や、焦点距離に合っていないレンズフードを取り付けた際に、フードが写真に写り込んでしまう場合もケラレと呼びます。さらに、一眼レフカメラで超望遠レンズを使った際に、ミラーの長さが足りずに写真の一部が暗くなってしまう現象もケラレに含まれます。
ケラレとは?写真における4つの種類を解説

せっかく撮った写真なのに、四隅が暗くなってしまったり、レンズの一部が写り込んでしまったりした経験はありませんか? 写真の世界では、このような現象を「ケラレ」と呼びます。 ケラレにはいくつかの種類があり、その原因や対策もそれぞれ異なります。今回は、写真におけるケラレの種類と、それぞれの原因、そして完璧な一枚を撮るための対策について詳しく解説していきます。
①レンズと周辺光量の関係によるケラレ

写真の四隅が暗くなってしまう「ケラレ」。写真全体の印象を悪くしてしまうことも少なくありません。ケラレにはいくつかの種類がありますが、この章では、レンズと周辺光量の関係に起因するケラレについて解説していきます。
レンズは、光を通すことでイメージセンサーに像を結びつけます。しかし、レンズの中心を通る光と、周辺部を通る光では、イメージセンサーに届く光の量に差が出てしまうことがあります。これが、ケラレの原因の一つです。
特に、絞り値を開放に近づけるほど、周辺光量は減少しやすく、ケラレが目立ちやすくなります。また、レンズの構造や設計によっても、ケラレの発生しやすさは異なってきます。
このタイプのケラレを軽減するためには、絞り値を少し絞って撮影することが有効です。F値を1~2段上げることで、周辺光量が改善され、ケラレが目立たなくなる場合があります。
しかし、絞りすぎると今度は回折現象が起こり、画像全体がぼんやりとしてしまう可能性があります。最適な絞り値はレンズや撮影状況によって異なるため、いくつか試して最適な設定を見つけることが大切です。
②レンズフードによるケラレ

レンズフードは、太陽光などの不要な光を防ぎ、ゴーストやフレアを抑える便利なアイテムです。しかし、レンズフードの形状や取り付け方によっては、写真の一部が暗くなってしまうケラレが発生することがあります。
特に、広角レンズを使用する際や、レンズフードを正しく取り付けなかった場合に発生しやすいため注意が必要です。レンズフードによるケラレを防ぐためには、自分のレンズに合った形状のレンズフードを選ぶことが大切です。また、レンズフードが正しく取り付けられているかを確認することも重要です。
それでもケラレが発生する場合は、レンズフードを外して撮影するか、画像編集ソフトで補正するなどの方法があります。
③フィルターによるケラレ

フィルターを使うと、光がレンズに届くまでに通過する経路が長くなったり、フィルター枠の一部が写り込んだりすることがあります。これが、フィルターによるケラレです。特に、広角レンズにフィルターを装着した場合や、複数のフィルターを重ね付けした場合に発生しやすくなります。
フィルターによるケラレを防ぐためには、薄枠設計のフィルターを選ぶ、フィルターを重ね付けしない、ステップアップリングの使用を避けるなどの対策が有効です。しかし、これらの対策をしても完全にケラレを防げない場合もあります。
もしケラレてしまった場合は、画像編集ソフトで補正するという方法もあります。 Lightroomなどのソフトでは、レンズプロファイルを用いた補正機能が備わっており、簡単にケラレを除去することができます。
④一眼レフ特有のミラーによるケラレ

一眼レフカメラ特有のケラレの原因として、カメラ内部のミラーによるものがあります。一眼レフカメラは、レンズを通った光をミラーで反射させてファインダーに送ることで、撮影前に被写体を確認できる仕組みです。しかし、レンズによっては、このミラーと干渉してしまい、画像の四隅が暗くなってしまうケラレが発生することがあります。
ミラーによるケラレは、主に以下の様な場合に発生しやすくなります。
* 広角レンズを使用している
* 明るい開放F値で撮影している
* 被写体に極端に接近して撮影している(近接撮影時)
ミラーによるケラレを防ぐためには、一眼レフカメラ専用の設計がされているレンズを選ぶことが重要です。レンズを選ぶ際には、対応機種や焦点距離、F値などを確認し、自分のカメラに合ったものを選びましょう。
また、一眼レフカメラの中には、「ミラーアップ撮影」という機能を搭載している機種もあります。ミラーアップ撮影とは、撮影時にミラーをあらかじめ上げておくことで、ミラーによるケラレを防ぐ機能です。ただし、ミラーアップ撮影を行うと、ファインダーで被写体を確認することができなくなるため、ライブビュー撮影など、他の方法でピントを合わせる必要があります。